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緑なのにピンク湖?

Google Mapより

オタワ川を渡ったとことに位置するガティノー公園に美しいピンク湖があります。ダウンタウンからもクルマで15分と近いため、年間を通して、特に紅葉シーズンでは人気スポットとなっています。

「ピンク」なのに湖は緑色です。名前の由来は1826年にこの地域の農場を開拓したアイルランド入植者の家族にちなんで「名付けられたから。

ピンク湖はかつて海の一部として塩水湖でした。 湖が塩水から淡水に変わるまでに3000年以上かかり(通常、このサイズの湖は数十年以上かかることはありません)、その結果、一部の海水魚は淡水に適応しています。

なぜ緑色?

写真:NCCサイトより

湖壮大な緑がかった色合いは、微細な藻類の成長のせいです。藻類の緑は美しいですが、有害です。藻類の植生は徐々に酸素を奪い、湖を無酸素にしていきます。 「富栄養化」と呼ばれるこの自然なプロセスには、何千年もかかることがありますが、ピンク湖の人気が博し、長年にわたるビジターたちによりこのプロセスが加速し、「富栄養化」に数十年しかかかりませんでした。そこで次世代に続く湖を保護するために、展望場所と湖周囲の2-3kmのトレイルを建設し、周りに1万本の木をボランティアが植林しました。トレイルの一部はスロープがあるので湖が見られる場所まで車イスでいくことができます。

部分循環湖

ピンク湖は部分循環湖、つまり、上層と下層の水が混ざり合うことはありません。 湖の水層は水の密度、水と気温、風によって通常春と秋に完全に混ざり合い、 湖の水が混ざると、栄養分と酸素が湖全体に均等に分配されます。

しかしピンク湖の水は、表面が小さく、お椀のような形で、急な崖で囲まれ、風が吹いても混ざりません。 ピンク湖の最深部7メートルには酸素がありません。

トレイル・自転車・スキー

ガティノー公園の駐車場にクルマを止めて、いろんなアクティビティを楽しむことができます。ピンク湖周辺はトレイルや自転車がオススメ。特に湖周辺は起伏が激しい道が続くので、マウンテンバイク、が思いっきり楽しめる道があります。ちなみにそこは冬には中級のクロスカントリーコースになっています。途中いろんな風景に出くわすのも楽しみの一つです。

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